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年金給付 その3(老齢厚生年金)

年金給付 その3(老齢厚生年金)

「老齢厚生年金」とは、厚生年金加入者(正確には加入歴がある年金受給者)に支給される、いわゆる「2階建て年金」の2階部分です。
「老齢厚生年金」は「報酬比例」の年金ですが、まず、この「報酬比例」の意味から説明しましょう。

「報酬比例」とは、厚生年金加入期間に支払った保険料の基となった「報酬」に比例するという意味です。
保険料の基となった「報酬」とは、平成14年度までは、月給(正確には標準報酬月額)だけ、平成15年度以後は月給と賞与(正確には標準賞与額といいます)のことを指します。

簡単に言えば、現役時代の収入が高かった人ほど年金額も高くなるわけですが、年金額にはもちろん加入期間の長さも関係します。
老齢厚生年金の年金額計算方法は、別の項でも取り上げますが、ここでは、ごく単純化した次の計算式で捉えておいてください。

  • 老齢厚生年金の年金額=平均報酬額×乗率×加入月数

老齢厚生年金の「報酬比例」の意味は、年金加入1ヵ月当りの「単価」が「報酬比例」という意味で、年金額の算定要素に、「報酬」と「加入月数」があるということです。

おそらくこの説明では、「老齢厚生年金」の年金額についてなかなかピンと来ないでしょうから、おおよその年金額の目安として、通常のサラリーマンであれば100万円〜140万円の間ぐらい(年額)になるのではないかと思います。
150万円であればかなり高い方といえます。

なお、「老齢厚生年金」には、次に説明する「加給年金」と「経過的加算」という2つの年金が加算される場合があるので、今まで説明した部分を、「老齢厚生年金」の「本体」として「報酬比例部分」と呼ぶことにします。

2014.12

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