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アンゴルモア 元寇合戦記

アンゴルモア 元寇合戦記

アンゴルモア 元寇合戦記 1巻表紙

最近、面白いコミックを見つけました。
タイトルは、「アンゴルモア 元寇合戦己」。
歴史漫画としては、珍しい元寇を題材にした漫画です。

アンゴルモアとは、ノストラダムスの「大予言」に登場する言葉で、「恐怖の大魔王」という意味らしく、諸説あるのですが、元(モンゴル)のチンギスハーンを意味するという説もあるようです。
元(モンゴル)は、東ヨーロッパまで征服したので、ヨーロッパ人からは「悪魔」的に捉えられていたらしいので、この漫画でも「元=悪魔」というように捉えてタイトルにしたのだと思います。

元寇を題材にした歴史小説では、海音寺潮五郎氏の「蒙古来る」という小説を読んだことがありますが、漫画では初めてです。
TVでは、以前NHKの大河ドラマでありましたね。

さて、元寇を題材にし、しかもこの漫画は、舞台が対馬という点でも珍しいと思います。
主人公の朽井迅三郎という鎌倉武士で、元御家人です。
北条家の内紛で罪人となり、本来なら死罪となるところを、対馬での元と戦いの戦力となるよう対馬に流罪にされたという設定です。

元軍の圧倒的優勢の中での主人公の活躍が、この漫画の見どころです。
歴史ものは、小説にしても漫画にしても、やはり史実の拘束を受けます。
書き手も、もちろんそうですし、読み手も特に歴史好きだと、自分が持っている知識に拘束されてしまい、設定があまりに「あり得ない」と感じると、なかなか作品世界に入り込めません。
その点、この作品は、元寇のしかも、対馬戦という史実の詳細がほとんど知られていない場面設定です。
主人公も歴史上は無名ですから、創作部分の自由度が高いし、読み手も史実の拘束を受けにくいわけです。
その点で上手い状況設定だと思います。

この漫画を知ったのは、読売新聞夕刊で紹介されていたからです。
元寇、しかも対馬が舞台ということで興味を持ち、絵柄も好みでしたから、インターネットで検索して、まずは、第1巻のkindle版を購入。
3巻まで出ていましたから、面白ければ続巻も買うつもりでしたが、結局1巻を読んだら即購入してしまいました。
電子書籍は、インターネットで購入ボタンを押すだけですぐに読めます。
便利な世の中になったものです。
しかし、歯止めが利かないという怖さもありますね。

第4巻も10月26日に発売で、すでにkindle版を予約注文しています。

待ち遠しいですね。

2015.10.22

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